安心して、満足できる住宅の外壁塗り替えに、一番大切なのは下地補修。外壁の痛み具合、素材や構造に併せた的確な補修が塗装膜をより長持ちさせる大切な工事です。
せた的確な補修が塗装膜をより長持ちさせる大切な工事です。
外壁材の補修方法
住宅やアパート、ビル・マンションではさまざまな外壁材があり、現在ではさまざまな補修技術や工法があります。
住宅やアパートの外壁塗装や大規模なビル、マンション改修工事を行う前に、窓枠目地の劣化が進んでいる場合はシーリング材の交換や外壁タイルの劣化を補修したり、外壁の一部が損傷している場合はその部分を補う工事を行います。 詳しくはお近くの施工専門の塗装リフォーム業者 にご相談ください。予算に応じて的確な補修方法をアドバイスしてくれるはずです。
外壁材の構造と補修工法
モルタル欠損補修
モルタル外壁の欠損は、外壁が欠けている状態でひび割れよりももっと深刻な状況です。いずれにせよ放置しておけば建物の外観を損ねるのはもちろん、その建物の寿命に影響を与えますので早めに補修をしましょう。
欠損の原因は違いにより3種類あります。 ①②は目視で見つけることが出来ますが、③の爆裂欠損は建物診断時に打診用ハンマーで叩いて見つかる場合が多いようです。いずれも工事が必要です。
- 衝撃による欠損:外部からの衝撃による欠損
- 腐食による剥離:鉄製のラス網の腐食による剥離(木造/鉄骨モルタル住宅)
- 爆裂による欠損:内部鉄筋の腐食膨張による欠損=爆裂欠損(RC住宅)
外壁ひび割れ補修
モルタル外壁のひび割れ(クラック)は、外壁のあらゆる箇所に生じることがあります。
とくに地盤沈下によりコンクリート基礎にクラックが入り、やがて外壁に達する場合や外壁開放箇所の窓、ガラリの四隅に生じることがあります。
傷んだ箇所は放っておくと内部に水が入り、建物構造材が腐食してきますので早めの補修をお勧めします。
外壁モルタル・クラックが生じる原因はその違いにより3種類あります。いずれも工事が必要な状況の例です。
- (乾燥)伸縮クラック
- 立地条件による壁面クラック
- 構造クラック
シーリング工事
近年外壁材としてサイディングボードがよく使われるようになってきましたが、ボードとボードのつなぎ目(目地)に用いられているシーリング材が、10年も持たずに劣化が進んでいる事例が多くあります。
この目地劣化をそのままにしておくと、建物内部に水がしみ込み、そこから建物本体の劣化が加速されて、家の寿命を著しく短くしてしまうことになります。 一般的に、外壁塗替え塗装工事のときに目地の劣化状況を診断し、必要であれば目地交換をします。
最新は、この目地部を不要にしたサイディングボード(熱による伸縮が少ない素材)が開発され、今後は目地の問題も解決されるものと思われます。
外壁塗り替え(リフォーム・修繕)で使用されるシーリング材は大まかには2種類あります。
- コーキング材打ちっぱなしのとき⇒変成シリコン系
- コーキング材の上に塗装のとき⇒ウレタン系(ノンブリード型)
このサイディングボードの目地交換は外壁全体に及ぶ作業です。
仮設足場をかけて行う外壁塗装(塗り替え)とセットで行えば、足場費用の面からも、お得です。
外壁タイル補修・剥離防止
ビルやマンションなどRC鉄筋コンクリート構造の建物での外装材としてタイルが貼られている場合、ひび割れ、欠損しているタイルは、修復もしくは貼り替える必要があります。
同じようなタイルの模様が無い場合は、通常は類似のタイルまたは特注焼きして使用するようですが、色調や風合いに違和感が出るのは避けられないようです。しかし、最近では既存のタイルをモチーフにしたタイル壁面を復元する工法もあるようです。
RCコンクリート補修
ALC・RC 鉄筋コンクリート構造の建物は、雨漏りを防ぐためにALC・RCボードの合せ目にシーリング材を注入することがあります。 モルタルのクラック(ひび割れ)はシーリング材または樹脂モルタルを注入します。 モルタル欠損があれば、樹脂モルタルを埋めて補修します。