安心して、満足できる住宅の外壁塗り替えに、一番大切なのは下地補修。外壁の痛み具合、素材や構造に併せた的確な補修が塗装膜をより長持ちさせる大切な工事です。
住宅の外壁素材の構造と補修方法
住宅の外壁塗装工事は、外壁の素材や工法により補修内容や使用する塗料が異なります。
(一般戸建住宅では、次の4種類に分けることができます)
外壁塗装を行う前に、窓枠目地の劣化が進んでいる場合はシーリング材の交換を行います。 また、外壁素材ごとに必要な補修工事があります。 専門の塗装リフォーム業者 にご相談ください。
住宅の外壁材の構造
モルタル
モルタルのクラック(ひび割れ)はシーリング材または樹脂モルタルを注入します。 モルタル欠損があれば、樹脂モルタルを埋めて補修します。
▲1990年代前の外壁 サイディング構造
サイディング
ボード合せ目からの雨漏りによる躯体劣化を防ぐため、必要であれば、サイディングボードの目地交換を外壁塗装工事の前に行います。
サイディングはさらに材質によってさまざまな種類とカラーやデザイン模様が豊富で意匠性に優れ、軽量なので耐震性に優れています。
- セメント(窯業)系
- セラミック系
- 金属系
などがあります。
また、サイディングは1990年以前では施工方法がパネルボードの上にサイディングを貼り付けるといった方法でしたが、近年はボードの上に緩衝材を敷き、その上にサイディングを貼るといった方法になり、耐震性はもちろん耐久性、耐火性能もよく、既に工場出荷時の状態から外壁クリーニング機能をもったサイディングパネルもあるようです。塗装工事の塗り替えサイクルを延ばすことのできる機能性サイディングもあります。
ALC・RC(鉄筋コンクリート住宅)
ALC・RC 鉄筋コンクリート構造の建物は、雨漏りを防ぐためにALC・RCボードの合せ目にシーリング材を注入することがあります。 モルタルのクラック(ひび割れ)はシーリング材または樹脂モルタルを注入します。 モルタル欠損があれば、樹脂モルタルを埋めて補修します。