塗装作業は、それぞれ役割(機能)を持った樹脂(塗料)をコーティング(塗り重ねて膜を作る)することです。手抜きをされないために、見積書の他に塗装仕様書、材料明細書の提出を求めてください。

住宅や建物の外装リフォーム

外壁塗装工事(戸建住宅)の工程と内容

塗装作業は被塗物の素材、仕上がりテクスチャ(凹凸模様)、使用塗料でさまざまな方法がありますが、右欄は外壁素材がモルタル・サイディング・RCのケースについての説明です。
塗装前の外壁診断結果で作業工程が異なる場合もあります。

各層は決められた膜厚を満たさないと、期待した年数より早く劣化が始まります。 外壁塗装の塗替えでは旧塗膜が剥離していなければ、プライマ-(接着剤)を塗り、その上にトップコート(仕上材)2回塗りするのが一般的です。 もし剥離していれば、完全に旧塗膜をさないと、上写真のような塗膜剥離が数年のうちに起ります。

外壁塗装工事の流れ

外壁塗装工事(戸建住宅)の工程・下地処理
外壁塗装工事(戸建住宅)の工程・下地処理

①下地処理

外壁や屋根に付いたホコリや汚れなどは高圧洗浄(120~150Kg/㎡)で洗い流します。
高圧洗浄で洗い落とせない強力なカビ、藻などは専用薬品を使用して除去します。
外壁や目地などに損傷がある場合は、補修作業が必要になります。
また、被塗装面や外壁塗装とは異なる仕様の塗装箇所(窓や格子)は、養生(ビニールや、テープで)します。

詳しくはこちら
外壁塗装工事(戸建住宅)の工程・下塗り(シーラー)

②下塗り(シーラー)

旧塗膜や下地材、また上塗材との密着をよくするため、シーラー(プライマーという場合もあります。)やフィーラー(凹凸を埋める)を塗ります。
下塗り材なので色は、最終仕上材の発色に影響を与えないよう白または透明(クリヤー)で塗装するのがほとんどです。

詳しくはこちら
外壁塗装工事(戸建住宅)の工程・中塗り(中吹き・なかぶき)

③中塗り(中吹き・なかぶき)

中塗りの材料は、上塗りと同様の材料を使います。中塗の目的は塗膜厚を一定量確保し塗膜を長持ちさせることです。塗装具はローラーが主体ですが、ローラが使用できない狭いところなどは刷毛を使用します。

詳しくはこちら
外壁塗装工事(戸建住宅)の工程・上塗り(仕上げ/上吹き・うえぶき)

④上塗り(仕上げ/上吹き・うえぶき)

中塗りの材料と同様です。上塗の目的は仕上り面を美しくすることです。ローラーや、狭いところなどは刷毛を使って中塗より丁寧に塗装します。
完了後は養生(ビニールや、テープ)を丁寧にはずします。

詳しくはこちら

Follow me!